兵庫県の山あいの町、丹波市。ある日、のどかな山里で大事件が発生! 市役所すぐ近 くの商店街に暴力団事務所ができてしまった!大慌てする人々だが、力を合わせた住民 運動によって、なんとか暴力団の立ち退きに成功する。しかし、喜んだのもつかの間、今 度は元暴力団事務所という使いみちのない「負の遺産」を背負い込むことになってしまっ た。丹波市役所・総合政策課の一明係長は、この難題の担当に抜擢され、市民とともに 問題解決に奔走する。街が賑わっていた当時の資料を精査するうちに、丹波市にはかつ て 10 軒もの映画館があり、大いに人々を楽しませていたことを知る。
一明は、起死回生の策として元組事務所を映画館に変えるという「丹波市映画館復活 プロジェクト」を提案。しかし 50 年間ものあいだ映画館のなかった街には、映画館を開館 させるノウハウも人材もない。果たしてプロジェクトは無事成功し、映画館をオープンさせ ることができるのか......。